台湾の故宮博物館は世界4大博物館の一つで、約69万点の中国皇帝たちのコレクションを収納しています。
世界4大博物館とはどこでしようか?次の4つです。
①ルーブル美術館(フランス、パリ)②大英博物館(イギリス、ロンドン)③メトロポリタン美術館(アメリカ、ニューヨーク)④国立故宮博物院(台湾、台北)
故宮博物館で一番有名なニ大名宝といえば、肉の形をした「肉形石」と白菜の形をした緑と白の翡翠でできた置物「翠玉白菜」です。
残点ながら私が訪れた2023年5月3日は「翠玉白菜」は他の美術館へ貸し出されていました。
「肉形石」は私が撮影した実物ですが、「翠玉白菜」はこの博物館に展示されていた写真を撮影したものです。白菜の上にとまっている虫が見事な掘り出されています。
この二大名宝は大人気でいつもどちらかが他の博物館へ貸し出されているそうです。次回訪問した際には「翠玉白菜」の実物を見たいと思います。
皆さんが訪問時にはどちらかを見ることが出来ると思います。
この博物館にはこの二つ以外にも沢山の宝物が展示されていて、次に見逃せないのは、この二つの象牙の彫刻です。中で幾重にも重なっているこの象牙の球体は古代の中国の職人が3代に渡って作り上げた大傑作です。
下の写真は翡翠で作られた屏風です。実はこの屏風には数奇な歴史があります。
1941年、中国皇帝が昭和天皇に贈呈した後、戦後、昭和天皇が中国に返還し、蒋介石が中国から台湾へ渡った時、他の宝物と共に台湾に持ってきたそうです。